ほめるだけでは逆効果? デキる人が実践する4種類の「ほめ方」

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『仕事が思い通りになる! ほめ方心理術』(神岡真司/キノブックス)

「ほめられたい。私はほめられて伸びる子なんです」…筆者含め、そう思っている人は多いはず。でも、自分は他人をほめられているかというと、自信がない。素直にすごいと思っていても、どうすればこの気持ちが相手にうまく伝わるのかと悩み、悩んだ結果出た答えを口にする頃には恥ずかしさがわいてきてしまう。「私そんなキャラじゃないのでは?」「突然どうしたのって思われそう」という思考が頭をよぎり、黙ってしまうのだ。

 

だが、『仕事が思い通りになる! ほめ方心理術』(神岡真司/キノブックス)によると、そのように人をほめずにいることはとてももったいないことだという。上手にほめることができれば、人間関係が円滑になり、ビジネスの成功にも繋がる。「人をほめる」という行為は、生きていく上で必要なスキルなのだ。しかしこれだけ大切なことでありながら、多くの人はこの技術をきちんと学ぶことなく大人になってしまう。その結果、うまくほめることができないと、「なんか感じ悪い人」とマイナスのイメージがつき、思わぬところで損をしてしまうことに繋がる。

 

 

■基本の大人のほめ作法は次の「4種類」

 

そうならないために、社会人として必要な“ほめる技術”を身につける必要がある。ほめ方は、大きく「(1)迎合・賞賛」「(2)共感・同調」「(3)気遣い・親切」「(4)謙遜・へりくだり」の4種類に分けられるそうだ。

 

「(1)迎合・賞賛」は挨拶やお礼など、相手を受け入れ自尊心を高める行為。挨拶ってほめ言葉なの? と不思議に感じる人も多いだろうが、挨拶は人を歓迎する行為であり、それをしないということは否定に繋がる。たしかに挨拶をしてもらえるとほっとするし、緊張も解けることが多い。

 

また、「(2)共感・同調」は、「なるほど」など相手との仲間意識を高め、円滑なコミュニケーションを行うための行為。同調することで“自分の考えを受け入れてもらえた”という満足感と安心感が生まれ、親しみを感じやすくなる。

 

そして「(3)気遣い・親切」は、「大丈夫? 大変だったね!」などのように相手をうれしくさせるための言葉。単純に結果をほめるのではなく、相手の努力や苦労を慮り、大切にしているということを伝えるのもまた、大人のほめ作法なのだ。

 

最後の「(4)謙遜・へりくだり」は、相談したり尊敬の意を伝えたりと、相手を立てるための行為。人は意外と、相談されて嫌な気はしないもの。必要な時には素直に頼り相談するのも、立派なほめ行為なのだ。ただし、謙遜とはいっても自分を卑下するのはNG。自分を下げるのではなく、ストレートに相手をほめるのが、コミュニケーションを快活にするポイントだ。

 

 

■ほめ上級者は、的確なほめ言葉で強い印象を残す!

 

「ほめ」には、できるだけ具体的にほめた方がいい時と、短くさらっと終わらせた方がいい時があるという。具体的にほめると信憑性が増す反面、“評価している”という上から目線に捉えられる可能性があるからだ。そのため、目上の人をほめる場合は、「すごいですね!」「さすがです!」などほめ言葉だけを切り出してシンプルにほめるのが良いそう。

 

また、誰かがほめていたのを人づてに聞いた、という言い方も効果的。これなら恥ずかしさもいくぶん薄れて素直にほめやすいし、言われた方も口コミ効果で信じやすいし、うれしいだろう。これを心理学における用語で“ウィンザー効果”というそうだ。日ごろから周囲に「ほめ」を漏らしておくと、自分で直接言わなくても誰かが伝えてくれる二次的な効能もありそうだ。

 

「ほめ言葉」は、無理やりひねり出したものだったり適当な内容だったりすると、相手にも気づかれ逆効果になる場合がある。あくまで自分の率直な思いを大切にして、それを基盤にほめるのが大切だ。

 

本書には、ここで挙げた事例以外にも、「嫌いな人をほめる技術」や「心に響くほめ言葉の見つけ方」、「男性が女性をほめる時の注意点」など、円滑なコミュニケーションのために知っておきたい技術がたくさん書かれている。今はほめるのが苦手と感じている人も、本書でひとつひとつ克服していけば、きっと仕事も人間関係も良い方向へと向かっていくことだろう。

 

文:月乃雫

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