どうなる? 劇場版『シティーハンター』冴羽獠の“もっこり”問題

エンタメ

出典:「劇場版シティーハンター」公式サイトより

人間の喜怒哀楽、心に響くコンテンツをお届けすることを旨とするウェブメディア『grape(グレイプ)』によると、2019年の2月8日に全国ロードショー予定であるという、あの名作漫画『シティーハンター』(劇場版)の予告編が、ついに公開された……らしい。

 

映画公開が告知された直後は、多くのファンが歓喜の声をあげ、冴羽獠との久しぶりの再会に心ときめかせたことでしょう。

新たに公開された予告編は、映画への期待をさらに高めてくれる内容になっています。

冴羽獠の「もっこり」発言も健在!

さらに、槇村香や海坊主など、シティーハンターに欠かせないキャラクターたちも勢揃いの予告編。劇場公開日が待ち遠しくなります!

 

……などと、まるで配給先からお金でももらっているかのごとく、煽りに煽りまくっている。が、まさにシティーハンタードンピシャ世代である私としても、けっこう楽しみではあったりする。もし、私と同じくらい、もしくはちょっと下の年齢のライターさんがこの原稿を書いたなら、文体にこれくらいの高揚感を帯びてしまうのも無理はないのかもしれない。『ルパン三世』の劇場版に匹敵するような人気シリーズにでもなってくれたら幸いだ。

 

ちなみに、2015年にはシティーハンターの続編漫画である『エンジェル・ハート』が日本テレビ系で実写ドラマ化されたが、そこで冴羽獠役を演じていた上川隆也は、プロポーションといい髪型といいスタイリングといい姿勢といい、なかなかのハマりっぷりで、じつに観ごたえのある出来であった。槇村香役の相武紗季とファルコン(=海坊主)役のブラザートム(←ガタイが貧弱すぎ)はどうかと思ったけど、まあ、そのあたりはご愛敬ってことで……(笑)。

 

さて。こうやって一通り、後追いの提灯記事を書き終えてから、こんなツッコミで水を差すのも多少興醒めの感が否めないが、冒頭で紹介したニュースのなかに、一つだけ気になる箇所があった。

 

「冴羽獠の「もっこり」発言も健在!」

 

……なる、さり気なく差し込まれていた宣伝文句である。

 

これって、コンプライアンスに過敏な昨今のジェンダー問題意識高い系のヒトたちは見逃してくれるのか? また「セクシャルハラスメントです!」なんてことを言われたりはしないのか?

 

「もっこり」とは説明するまでもなく、「女好き」でならす冴羽獠が、セクシーなオネエサンを眼前にすれば下半身を怒張させる一種のセンサーのような“お決まりの記号的なリアクション”のことを指す。たしか、続編のエンジェル・ハートでも、上川隆也がしばしそれを口に出し、演じていた。3年前の、しかも午後10時30分放送のドラマだったゆえか、まだ当時は、そうネット上でも「もっこり」に関する物議はかもしていなかった記憶があるが、3年前と今じゃあ全然状況が違いますからねぇ。今度のシティーハンターは良い子も観られる劇場映画だし……。

 

ただ、ドンピシャ世代である私としては、シティーハンターだけはそんな世論の逆風に日和って、負けてほしくない。あくまで「ささやかなシモがらみのギャグ」でしかない「もっこり」がシティーハンターからスポイルされてしまったら……単なる「レトロなハードボイルドアニメ」に成り下がってしまう──「コミカルな作風を死守する」制作者サイドの気概を、私は劇場でもっこり、いや、たんまりと堪能したい。

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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