「これはキレるな」「逆のときは覚悟したほうがいい」 体調不良の私に夫が放った無神経なひと言…心底恨んでいます

人間関係

 

妻はいつも不機嫌だと夫は思いがちだが、そこには不機嫌にならざるを得ない理由もある。妻たちがいちばん苛立つ、夫のデリカシー皆無の言葉とは。

 

 

■「オレのメシは?」

 

春先に風邪をひいたマリさん(40歳)。子育て、仕事、家事に忙殺されてよほど免疫力が下がっていたのか、風邪をこじらせてしまった。ついには医者に入院を勧められたが、点滴だけしてもらって帰宅。小学生ふたりに作り置きや冷凍食品を駆使して食事をさせた。10歳と7歳の子どもたちは片づけをすべてしてくれたという。

 

マリさん自身はフルーツを少しとり、薬を飲んだ。そこへ帰宅した夫が、キッチンを見回して、「オレのメシは?」とひと言。これでマリさんがキレた。

 

「私が具合が悪いとわかっているんだから、早く帰って子どもたちの夕食くらい作ってくれてもいいじゃない。それができないなら自分のメシくらい自分で何とかしてよ、大人なんだから!」

 

入院を勧められたという話をすると、夫はふっと鼻で笑って「おおげさな」と言い放った。

 

「医者に聞いてきてよ、おおげさかどうか。そもそも配偶者の体調が悪いときに、どうしてそんなに他人事でいられるのかわからないわ、と言ってやりました。体調が悪い上に、仕事も休めないし子どもたちのこともある。追いつめられている妻の気持ちをわかろうとしないことに腹が立つんですよね」

 

子どもの手前、表面上うまくやっているが、夫のことは心の底で恨んでいるという。

 

 

■「インフルがうつると困るから実家に帰る」

 

今年の冬、アヤカさん(39歳)がインフルエンザにかかったとき、8歳と4歳の子どもたちはすぐに実母の家に預けた。夫にはメッセージでインフルだったと伝えた。

 

「そうしたら夫から返ってきたメッセージが『オレも実家に帰るね』でした。彼の実家は会社から2時間近くかかるんですよ。私の実家に来てもいいと伝えたし、そもそも私が熱を出してうなっているんだから少しはめんどうを見てくれてもいいと思うんだけど」

 

夫は自分がインフルエンザになるのを避けたほうがいいと思ったからと、あとから言い訳した。もちろん、家族に感染しないほうがいいに決まっている。だが妻が病床にあるのに知らん顔して実家に戻ってしまうのは、あまりにも冷たい。

 

「薬を飲めば熱はすぐ下がるし、かえってひとりでいるほうが気楽でしょと夫は言っていましたが、私としてはなんだかなあ、家族ってこういうものなのと考えてしまいました。私は丈夫で、今まで風邪もほとんどひいたことがないくらいなんです。だから夫にしてみたら、妻が寝込むというのがわかってないのかもしれません。自分が風邪をひいたときは大騒ぎして看病させ、治りかけにはあれが食べたいこれが食べたいとわがまま三昧なのに」

 

そう、夫というものは自分が少しでも体調が悪いと、やたらと心配されたがるのだ。自分だけ甘えたいと思ってはいけない。

 

「私だって、つらくて夫に甘えたかったですよ。でもあの一件で思い知った。夫には甘えられない。もう甘えることを夢見てもいません」

 

次に夫が体調を崩したとき、おそらくわがままは通らないだろう。

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ノンフィクションライター

亀山早苗

明治大学文学部演劇学専攻卒業後(専攻は歌舞伎)、雑誌のフリーランスライターに。 ライター歴、もうじき30年。離婚歴1回の現在独身。長い間、男女関係に興味を持ち続け、さまざまな立場の男女に取材を重ねてきまし...

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