ユニクロ・エアリズムだけじゃない! 蒸し暑さをしのぐ「高機能素材」の選び方、探し方

ライフスタイル

 

梅雨の後半から夏は蒸し暑い時期が続きます。服を着ているのが嫌になるくらいジメジメする日もありますが、高機能素材の服なら着ている方が快適。汗をすぐに吸い取って早めに乾燥してくれるからです。しかも型崩れがしづらく、洗ってもすぐに乾くため、活用しない手はありません。

 

夏向きの機能素材は吸水速乾、吸湿速乾、吸汗速乾、ドライといったキーワードで効果が謳われていることがほとんどなので、該当するアイテムを探す際は「速乾」や「ドライ」などのキーワードで検索すると見つけやすいはずです。

 

 

■高機能素材の定番、クールマックスを基準に

 

夏に活躍する機能素材の代表格は「クールマックス」です。毛管作用(毛細管現象)によって肌から汗を吸い上げて素早く蒸散するのが基本原理。この効果は他の多くの機能素材でも応用されています。クールマックスの権利を所有する会社はデュポン、インビスタ、ライクラ・カンパニーと変わっていますが、ブランドを超越して30年以上も広く採用されています。

 

クールマックスは機能素材の大定番。ということで、機能素材のスペックやタッチを体感的に比較する際はクールマックスを基準とするのがおすすめです。クールマックスよりも速乾性が高く、着心地も快適な機能素材が見つかったらそれは間違いなく優秀です。

 

 

■速乾以外の効果を決めてアウターを選ぶのがおすすめ

 

クールマックスはアウターからインナーまで用いられる機能素材ですが、それは例外的。アウターとインナーで採用される機能素材は異なると考えておいてほうが良いでしょう。アウターは耐久性、インナーは肌触りなど、追求すべき機能が異なるので当然と言えば当然です。

 

冒頭で挙げた「速乾性」は夏に不可欠ですが、アウターの場合はさらに「遮熱」「接触冷感」「ストレッチ性(伸縮性)」「防シワ」「UVカット(紫外線防止)」「撥水性」「軽量」といった効果を兼ね備えた機能素材が用いられています。

 

具体的な高機能素材としては「エバレット」「クールドッツ」「シェルテック」「バーティカル」(※50音順) などが挙げられます。ブランド独自の高機能素材なども増えていますので、素材の名前よりも機能や効果で選ぶのがおすすめです。

 

シャツやTシャツ、カットソー、ポロシャツ、サマーニットといったトップスも高機能素材を使ったタイプが増えています。またパンツも、丈の長さに関わらず機能素材を採用した優れものが充実してきています。暑さを凌ぐためには、そうしたアイテムを選ぶことが大切。ただしもっとも重要なのは、肌に触れるインナーを高機能素材にすることだと考えています。

 

 

■インナーは肌触りや自分との相性を選ぶのがベスト

 

高機能な素材を起用したインナーもバリエーションが拡大していますが、最近は〈ユニクロ〉の「エアリズム」 が主流。アイテム毎に「ドライ」「吸放湿」「接触冷感」「抗菌防臭」「消臭」「ストレッチ性」「シルクタッチ」といった機能が盛り込まれている上に、リーズナブルな価格帯で手に入るのも人気の理由です。

 

ただし他にもお手頃価格の選択肢はあります。「イオン」のプライベートブランド〈トップバリュ〉が展開する「ピースフィット」 もかなりバリューなプライス。アイテムによって「吸汗速乾」「吸放湿性」「通気性」「接触冷感」「肌離れ性」「ストレッチ」「強力抗菌」「抗菌防臭」などの機能を備えています。

 

さらに先日、〈ゾゾ〉も夏向けの機能を備えるインナー「ゾゾエアー」を発売しました。リーズナブルなのはもちろん、「換気」機能も特徴的。汗を吸うと生地の目が開いて風通しを良くする高機能素材「ベントクール」を起用することで、通気性のコントロールを実現しています。また、身長や体重を選ぶだけで理想のサイズを提案してくれる「マルチサイズ」も〈ゾゾ〉ならではの魅力です。

 

 

■コットンを使用した高機能インナーも狙い目

 

「ゾゾエアー」はコットン素材をベースにしつつベントクールを編み込んだタイプも発売。ナチュラルな肌触りを売りとしています。ただし、コットン素材と高機能素材をブレンドしたインナーは他のブランドや下着メーカーでも見つけることができます。

 

先ほど紹介した「ピースフィット」ではコットン100%なのに爽やかな触感や吸汗速乾機能を実現したタイプを展開。キメの細かい糸を強く撚ることで肌への接点(接地面積)を減らしてサラサラなタッチを実現しています。また〈ジーユー〉にも、コットン素材100%の「ウルトラコット」という機能素材を使ったインナーがあります。(※私が愛用しているメンズ用アイテムは残念ながら廃盤に…)

 

ケミカルな感触が苦手という人にはコットンを使用した高機能素材のインナーが狙い目です。ただし最近は化学繊維だけでもかなり滑らかな触感になっていますので、実際に触れたり着用したりして体感するのがおすすめ。使っている素材の種類や配分などによって触感は変わりますし、機能面にも影響が出ます。インナー用の高機能素材は種類がかなり多いので、目星をつけつつ実際に使用し、自分にとってのベストを探してみてください。

 

 

■白いシャツを着るならベージュのインナーも揃えると便利

 

私自身も高機能素材の肌着を愛用しています。王道カラーのホワイトもたくさん持っていますが、使用回数で多いのはベージュのシームレスタイプ。肌の色になじむのに加え、縫い目がないので白いシャツの上からでもほとんど透けないからです。ただし、シャツやTシャツからインナーを覗かせたい場合は、コットン系の白が定番。Tシャツを使ったレイヤード感覚でインナーを選んでいます。

 

アイテムやコーディネートを具体的に思い浮かべれば、選ぶべき高機能素材もある程度は絞り込むことができるはず。自分との相性や好みも吟味しつつ、上手に高機能素材のアイテムを活用し、酷暑の夏を乗り切りましょう!

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「着こなし工学」エバンジェリスト

平 格彦

1974年、東京都生まれ。O型。天秤座。ライター/編集者。コラムニスト。プランナー。AllAbout「メンズファッション」ガイド。[着こなし工学]ファウンダー。JAPAN MENSA会員。野菜ソムリエ。大学でマーケティングを...

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