常識がぶっ壊される…私たちが食べていたイチゴの赤い部分は“実”ではなかった件!

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後藤拓也

 

■イチゴは分類上、「果物」じゃなくて……

 

アンズやモモ、ビワなどと同じく、バラ科の植物であるイチゴは、農林水産省では「果物」ではなく、「野菜」に分類されているそうです。その理由は、1年生や多年生の草本(茎が柔らかくて、木の状態にならない植物のこと)になる実は、「野菜」と定められているから。この定義によって、スイカやメロンも「野菜」と分類されるそうです。

 

ただし、青果市場などの流通上は「果物」として扱われており、ご存じの通り、果物コーナーに並べられています。

 

 

■「いちごの日」は一日だけじゃなくて……

 

「全国いちご消費拡大協議会」が「いちごの日」として制定しているのが、1月15日。「いいいちご」の語呂合わせから、この日に定めたのだとか。1月中旬は、イチゴの収穫や出荷が本格化する頃なので、時期的にもピッタリの記念日となっています。

 

気になるのが、1月5日は何の日なのかということ。実はこの日も「いちごの日」とされています。ですがこの日の“いちご”は、食べるイチゴのことではなく、高校受験を控えた15歳の少年少女=いちご世代のことで、若者を応援する日という意味合いなのだとか。学習塾が、冬休みの生徒のやる気を出すために、定めたのではないかと言われているそうです。

 

 

■我々が食べている赤い部分は実じゃなくて……

 

私たちが、いつも実だと思って食べているイチゴの赤い部分。あれは、めしべが生える土台になる「花托(かたく)」という部分が、受粉したことで大きくふくらんだもの。

 

では、イチゴの本当の果実はといえば、表面にあるたくさんの粒。「痩果(そうか)」という名前の、この粒々を割ってみると、その中に種が入っています。「花托」は、この「痩果」を育てるクッションのような役割を果たしているそうです。また、「痩果」と「花托」の成長度合いには深い関係があり、「痩果」が多ければ多いほど、「花托」も大きくなるのだとか。

 

イチゴのように、果実以外の部分が大きくなって、それがまるで果実のように見えるものを偽果(ぎか)と言い、リンゴやナシもこれに当たるそうです。

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後藤拓也

編集プロダクションA4studio(エーヨンスタジオ)所属のライター。1992年、東京都生まれ。生きている時間の大半はラジオを聴いている。将棋の対局を観戦したり、野球やサッカー、プロレスを見たり、人文書を読んだり...

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