何かにつけて文句ばかり…妻が不機嫌な理由が分からない

人間関係

 

仕事三昧の日々を送っていると「子どもと遊んで」と妻に文句を言われる。そこで週末、子どもと遊んでいると「遊び方がダメ」と言われる。いったいどうすればいいんだ。そんな男たちの多くの声が聞こえてくる。

 

 

■妻の言うとおりにしているのに

 

勤め先が他社と合併、さらに組織改革などで非常に多忙な日々を送ってきたヒデキさん(42歳)。ここ数年、10歳と7歳の息子たちとなかなか一緒にいる時間もとれず、妻にいつも責められていた。

 

「最近、ようやく少し落ち着いてきたので週末、休めるようになりました。上の子は地元チームでサッカーをやっているので練習についていったり、下は野球が好きだからキャッチボールをしたり。子どもについていくには体力がなくて大変ですが(笑)」

 

それを機に、子どもたちともよく話すようになった。最近、上の子のクラスに転校生が来たとか、下の子は算数がわからなくて困っているとか。

 

だが、どうもそれが妻の機嫌を損ねているようだ。

 

「下の子とキャッチボールをして帰ると、『さっき、ちょっと見ていたんだけど、あなた、子ども相手にムキになりすぎよ』って。どっちが子どもかわからないとも言われました。僕は子どもと関わるときは全力でと思っていますが、妻は子どもに合わせるべきだ、と。僕が全力でやっても下の子の運動神経にはかなわないし、きちんとやらないと息子に失礼だと思うんですよね」

 

子どもに合わせろという妻の意見には納得できないようだ。

 

さらに妻は、自分に言わないことを子どもたちが父親には話していることも気に入らない様子。

 

「子どもにとって母親には話しづらいこと、父親なら言えることがある。それだけのことなのではないかと思うのですが、妻はいつも子どものために尽くしているのは自分なのに、僕がいいとこ取りをしていると感じるみたいで……」

 

妻との間はぎくしゃくしがちだという。

 

 

■何かにつけて文句を言うのが謎

 

そもそも、仕事三昧だった彼に子どもと接してほしいと言ったのは妻だ。

 

「その通りにしたら、今度はやり方がダメだとかいいとこ取りだとか言われて。妻はいったい僕にどうしてほしいのか、謎なんですよね。だからつい先日、どうしたらいいのかはっきり言ってほしいと切り出してみたんです」

 

妻は「わからない」と不機嫌に答えたという。

 

「なんだかわからないけど妻が不憫に見えて、思わず『いつもありがとう』って抱きしめたんですよ。そうしたらすごい勢いで振り払われ、『バカにしてるの?』と言われました。もともとあまり自己評価の高い人ではないんですが、ますます低くなっている。僕は妻をバカにしたことはありません。でも何か気に障ることを日常的にしているのかもしれませんね。僕との関係で何かあるのか、あるいは彼女自身の問題なのか、言ってくれれば対処できると思うんですが」

 

妻の心の奥底で何が起こっているのかはわからない。ただ、自分が子どもたちと関わるようになってから、子どもたちは明らかに元気がよくなっている。ヒデキさんはそう実感している。

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ノンフィクションライター

亀山早苗

明治大学文学部演劇学専攻卒業後(専攻は歌舞伎)、雑誌のフリーランスライターに。 ライター歴、もうじき30年。離婚歴1回の現在独身。長い間、男女関係に興味を持ち続け、さまざまな立場の男女に取材を重ねてきまし...

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