これぞ天才的!「他人に興味ない」を上手にアピールする方法

人間関係

 

「次世代の働き方を発信するキャリア系ニュースサイト」であるそうな『キャリコネニュース』が、『“他人に興味ないアピール”をする人の心理「本当は人に興味がある」「悪口大会に参加しなくて済むから」』なるタイトルの記事を配信していた。

 

他人に関心興味がなく、我が道を行く人はカッコイイ。そんな人に憧れるのか、「他人に興味ないから」とアピールする人は少なくない。

 

……との出だしから始まる、「他人に興味ないアピールする人って本当に他人に興味がないのでしょうか?」いう素朴な疑問を呈した、解釈のしようによっては禅問答っぽくもある、哲学的なテーマである。

 

たとえば、有名人の結婚や熱愛発覚、あるいはスキャンダルが報じられた際、ニュースサイトなどのコメント欄には「誰?」「興味ない」とわざわざ書き込む人をよく見かける。だが、そういう人たちは「他人に興味ないフリをしているだけで、裏を返せば興味津々なのでは?」と記事中にはあった。なかなかに痛いところを突いた、鋭い指摘である。

 

 

「本当に興味無い人って、自分が他人に興味持ってない事にすら気付いてないと思う」

 

「アピールする人=人からこう思われたい=人に興味ある」

 

……といった理屈だ。「他人に興味ないフリ」をキメ込んでいる人たちからすれば、面と向かって暴かれたら最後、もっとも赤面してしまう部類の殺傷力を秘めた、容赦ない正論だと言えよう。あと、「一緒に他人の悪口で盛り上がりたくないから」との理由で「他人に興味ない」と予防線を張っているケースも紹介されているが、やはりこの手のアピールを嬉々となされる方々のメンタルは、おそらく“前者”が大半……なのではなかろうか。

 

私もコラム中で、たまに「基本、この人(この案件)には興味がないのだが〜」みたいな前フリを添えてから、その人やその案件に触れるスタイルを用いることがあるのだけれど、たしかに「興味を抱いたから」こそ書いているわけで、そこらへんに関しては恥ずかしながら、薄々とした矛盾を感じてもいた。単純に、冒頭の例外に漏れず、「他人に関心興味がなく、我が道を行くカッコイイ孤高の文筆業者に憧れている」がゆえ、こうもペラい台詞を、つい吐いてしまっているのだろう。ああ、カッコ悪い……。そして、私同様にそんなエセなニヒルを臆面もなく演じようとする人たちは、昨今のネット社会において、急激に増えているような気もする。

 

ただ、なかには秀逸なセンスがキラリと光る、素晴らしい「他人に興味ない」アピールもなくはない。たとえば、こういうのがあった。

 

「一番興味あるのは植物、二番目は動物、三番目は昆虫、で四番目が人間」

 

「人間に興味がないわけじゃないけど、優先順位はわりと低い」といった、「他人に興味ある・ない」のどちらにも転ぶことが可能な、じつに狡猾かつ完璧な文言だと感心する。具体的なランキング、数字を根拠とする説得力に勝るものはなし……ということか? それにしても三番目に「昆虫」を入れてしまうそのバランス感覚って……もしかして天才?

オーサーの個人サイト

この記事が気に入ったらいいね!しよう

citrusの人気記事をお届けします

SNSで記事をシェア

ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

山田ゴメスのプロフィール&記事一覧
ページトップ